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インストラクショナル・デザイン、情報技術、知的財産権、eラーニングや教育活動のマネジメントを 体系的に修得できます。

博士前期(修士)課程設置認可にあたってのご挨拶(平成17年12月)



 平成18年4月、いよいよ日本でも、インストラクショナル・デザインに基づくeラーニングの専門家養成を目指す大学院教育がスタートします。私たち熊本大学がその重責を担うこととなり、私たち担当教職員は身の引き締まる思いです。

 北米のアメリカやカナダ、アジアでは韓国やシンガポールをはじめ、eラーニング先進国と評価される国々においては、教育の効果・効率・魅力を高める方法 論としてのインストラクショナル・デザインの普及がeラーニングの量的・質的向上に大きく寄与してきたと言われます。そして、それらの国々、特にアメリカ では、大学院教育において、インストラクショナル・デザイン(ID)と情報技術(IT)を組合せ、さらにはこれにマネジメント等を加えたカリキュラムによ るeラーニング・プロフェッショナル(専門家)の養成が行われ、輩出された人材が産業界の教育訓練や高等教育等におけるeラーニングの発展に貢献してきま した。

 ところが、日本の大学では、eラーニングといえば一部教員の個人的な努力による試行錯誤の実践に頼るのみで、教育効果の高いeラーニングの実施に必要な IDをはじめとする体系的な知識技能を身に付けたeラーニング専門家はほとんど存在しませんでした。企業内教育においても、学問的な裏づけが求められてい る点では大学と状況は似ています。しかし、今日に至るまで、そうした専門家の養成が大学院教育として組織的に実施されてこなかったのです。

 かく言う私たちも例外ではありませんでした。


熊本大学では、ITに関する人的・物的基盤の充実を図り、全学部・全学生を対象とする情報基礎教育、コンピュータを活用した英語学習、工学教育等においてeラーニングを活用し、一定の成果を上げてきたと自負していますが、やはり体系的な知見を欠 いた実践による試行錯誤の繰り返しの中で進めてきたのが実情です。そうした試行錯誤の産物として、IDに近い教育方法論に行き着いていたことに気付いたの はつい最近のことです。

 私たちは、IDを知り、IDが熊本大学のみならず日本の人材養成にとって、大きな可能性を持つと確信しました。そして、日本では数少ないIDの専門家、 すなわち、ID発祥の地とされるフロリダ州立大学で博士号(教授システム学)を取得した者及び企業内教育でIDの実践を続けてきた者を新たに仲間として迎 え入れました。このIDを中核とし、IT、さらには、分業の進んだ米国等と異なる日本の実情に即して、知的財産権(IP)や、インストラクショナル・マネ ジメント(IM)を加え、これら「4つのI」を総合した教育研究領域として「教授システム学」を構成し、文理融合型の教員組織を整備しました。教授システ ム学を体系的に修得したeラーニング専門家を養成し、産業界や教育界等に送り出すための大学院教育の用意を整えたわけです。

 熊本大学は、学長をはじめとする全学的な取組体制の下で、以上の通り、国家的な人材養成課題に取り組む決意を固め、実行に移しました。私たちの大学が先 陣を切るにふさわしかったかどうかはわかりません。しかし、我が国の未来にとっての人材養成の重要性、その中でeラーニングが持つポテンシャルの大きさを 考えれば、どこかの大学が行動に移らなければならず、それが熊本大学であってはならない理由はない、そうした使命感を持っています。

 今後、他の大学でも同様の人材養成が行われるようになるでしょうし、日本の人材養成のために、是非そうあってほしいと思っています。そのためにも、本専攻の新しい大学院教育を必ず成功させなければなりません。

 私たちは、ID関係科目のみならず、本専攻の全科目についてIDに基づくカリキュラムづくり等に努め、メディア教育開発センターや日本イーラーニングコンソシアムのご協力を頂いて産官学連携教育を展望するなど、懸命に準備に取り組んできました。

 私たちにとって初めての試み、そして日本でも初めての試みですので、実施段階で多くの課題が出てくるであろうことは覚悟しています。課題を乗り越えなが ら、一歩一歩前進していくため、多くの皆様方の様々なお立場からのご支援・ご協力を、担当教員一同、切にお願い申し上げる次第です。

 そして、私たちと想いを共有してくださる皆様を大学院生としてお迎えし、ともに学ぶ日を心から楽しみにしております。


資料:本専攻設立の趣旨?背景
「教授システム学専攻」博士前期(修士)課程設立の趣旨?背景 (PDF:252KB)


インストラクショナル・デザイン、情報技術、知的財産権、eラーニングや教育活動のマネジメントを 体系的に修得できます。
 
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